福澤由佳
園見学で気を付けること
今日は保育園に見学に行く際に気を付けることをご紹介しようと思います。
園見学でしかその園のことを生で知る機会がないので、
”何を見るか”
”何を聞くか”
はとっても重要です。
ここは保活セミナーでも特に時間を割いてお話しています。
さて、みなさんは厚生労働省が発表している
「よい保育施設の選び方 十か条」はご存知ですか?
これはぜひ参考にしてほしいです。
見るべき最低限のポイントが書かれています。

一カ条~四カ条までは、今ではもう当たり前になっているので大丈夫かと思いますが、意外に六カ条目って聞きにくくないですか?
セミナー参加者からも、「どうやって聞いたらいいですか?」や、「こういう質問して失礼になりませんか?」という質問を頂きます。
が、大丈夫です。失礼にはなりません。
「0歳児クラスでは有資格者は何名つくのですか?」
あるいは
「0歳児クラスの担任は何名ですか?」
と、聞いちゃって大丈夫です。
基準の話をすると、
札幌の認可保育園の配置基準は、
担任として、
【0歳児は3 人につき保育士1人、1・2歳児は6 人につき1人、3歳児は20人 につき1人、4・5歳児は 30 人につき1人以上】
と定められています。
そして認可保育園は必ず全員が有資格者です。
0歳児クラスの定員が12人だとした場合、
保育士が4人ついていれば、基準をクリアしていると言えます。
ただ、これは本当に最低限の基準です。
0歳児3人に1人って、なかなかですよ。
1人がオムツ交換になってしまったら、もうアウト。
他の2人を1人の保育士で見ることってできないですよね?
なので、4人の他に何人の保育士(あるいは保育補助者)がいるか、もかなり重要な項目です。
12人定員の場合、
「担任は4人で、他に補助として2人ついています」なら基準を上回っているし、安全。
私の知っている園では、0歳児クラスの担任が4人。プラスαで、2~3人の保育士あるいは保育補助さんがついてます。このくらいの人員だと、余裕があるかなぁ、という感じです。
なので、見学時には担任以外に、何人余裕をもって人を配置しているか、もぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに、札幌でも多い、”企業主導型保育園”の人員配置基準は認可保育園と同様ですが、4,5歳児は2名の配置が必要です。
【0歳児(1:3)、1・2歳児(1:6)、3歳児(1:20)、4・5歳児(1:30) +1名、最低2名配置】
有資格者の数は
■定員20名以上の保育施設の場合/全員有資格者
■定員19名以下の保育施設の場合/半分が有資格者
とありますので、ご自身がもし企業主導型保育園を希望する場合は、
園全体の定員が何名なのかを調べたうえで、
上記同様、担任が何名か、担任以外に何名追加でつくのか、を聞いてみてください。
配置基準の話が長くなってしまったので、
それ以外に聞いた方が良い項目については
また改めて載せますね。
